がんの告知
がんの告知は終わりではなくスタートである
○教材で使うブラックジャックによろしくのエピソード
主人公の研修医・斉藤英二郎は外科研修で庄司という指導医のもとにつきました。庄司は新しい抗がん剤の治験を行っており、治験の患者には病名や進行具合、回復の見込みなどをすべて告知しています。
あるとき、斉藤は庄司に「自分ががんだとしたら告知されたいか?」と問われました。斉藤は「たぶん、してほしいと思います…」と答えます。その理由は、自分の体のことは自分で知っていたいし、治らないとしても、死ぬまでの時間を大切にしたいからというものでした。
がんの告知は、過去と現在ではその捉え方は大きく変わってきました。
過去においての告知は、治療手段の万策が尽きた進行・末期がん患者に病名を告げ、身辺の整理や別れの機会の時間をつくるために行われてきました。その告知は「がん患者に残された時間」を知らせるもの、告知というのは、昔からネガティブなものとして捉えられるようになっていました。
しかし、現在のがんの告知は大きく意味合いが異なってきています。がんの告知を巡る考え方の変遷をたどりながら、ブラックジャックによろしくの登場人物たちと共に、答えをさがしていきます。
名作マンガで、生命倫理を学びましょう。単なる学術知識ではなく、受講者が、考え、悩み、泣ける生命倫理教材はいかがでしょうか?生命倫理は基本的に正解のないテーマであり、自分で考え、考え続けていく態度が求められます。マンガのエピソードを読んでから、学習がスタートします。さまざまな登場人物の考え方の違いに触れながら、生命、医療の本質に触れていきましょう。
- 制作:株式会社SCICUS
- フォーマット:電子BOOK(PDF)
- 備考:32枚 解説ノート付
- 発行月:2013年5月
- 個人利用
- ○
- 社内利用
- ×
- 社外利用
- ×
- eラーニング使用
- ×
- 改変
- ×